普通は…
骨折のほとんどは外傷、つまり外力がかかったことによって起こります。たとえば、転倒(転ぶこと)、転落、衝突、交通事故などです。
意外に感じられる方もいるかもしれませんが、骨折の好発部位のひとつに「背骨(脊椎)」が挙げられます。背骨は、26個の小さなブロックのような椎骨という骨が縦に並び、その間に「椎間板」というクッション材が挟まって出来ています。
「いつのまにか骨折」というものがあるらしい
骨折の原因は不明。
この女性は日常生活で痛みを感じ、検査したところ、骨折していたという。
これがいわゆる、「いつのまにか骨折」だ。
骨粗しょう症の骨折は、1個でも骨折していると周りの骨に負担がかかり、2個、3個と骨折がドミノ倒しのように次々に起こっていきます。場合によっては、寝たきりになることも。
転んだ際など、すぐに痛みを感じないこともあるので、自分でも気づかないうちに骨折している。それが「いつのまにか骨折」という言葉の意味する所である。
骨折し、後から痛みを感じたり、あるいは骨が変形したために腰の筋肉に負担がかかり、腰痛が現れるのだ。
気が付いた際には重大なダメージが出るのです。
前方要素のみが骨折を起こした場合には椎骨は前方のみが潰れて楔状に変形します。
これを「圧迫骨折」といいます。いつのまにか骨折は圧迫骨折にあたります。
骨折は一度起きると連鎖しやすく、周囲の骨も折れやすくなりますので注意しましょう。
予防策はあるか?
「いつのまにか骨折」は早めの治療が肝心です。
検査や治療が受けられる病院を簡単に探せます。
背中が曲がる、背が縮む、腰が痛いなどの症状は、骨粗しょう症による「いつのまにか骨折」のサインかもしれません。
「カルシウム」に「ビタミンK」と「ビタミンD」があって、骨は強くなるんです。
とくに納豆の消費が西日本より東日本の方が多いのが、骨が強い要因なんじゃないかと多くの専門家が話しているということです。
「背筋運動」は、加齢に伴う腰椎の骨密度の低下を抑制し、背骨の骨折の発生を減らします。また、姿勢がよくなるので転倒しにくくなります。
骨は、負荷がかかるほど骨をつくる細胞が活発になり、強くなる性質があります。 散歩を日課にしたり、階段の上り下りを取り入れるなど、日常生活のなかでできるだけ運動量を増やしましょう。
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